テクノロジー

エア・ウォーター、CO2出さない水素製造研究

 エア・ウォーターは7日、化学素材メーカーの戸田工業(広島市)と共同で都市ガス原料のメタンから二酸化炭素(CO2)を排出せずに水素を製造する研究を始めたと発表した。水素はメタンと水蒸気の化学反応で取り出すのが一般的だが、CO2が発生するという課題がある。2社は鉄やアルミなどの金属を触媒にした水素製造に取り組む。実用化すれば世界初という。

 来年からの実証実験を目指す。エア・ウォーターなどによると、新たな製造方法ではCO2を排出しない代わりにリチウムイオン電池の材料などに使われる炭素材料カーボンナノチューブ(CNT)が副産物として得られるという。CNTは産業向けに販売することも検討する。

 水素は燃焼の際にCO2を排出しないため、脱炭素社会の実現に向けて期待が高まっている。政府は2050年の脱炭素社会実現に向け、水素の活用を重点分野に掲げている。

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