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旧小学校改修のカフェが7月10日開業 和歌山・高野で地元団体運営

 南海高野線紀伊神谷駅がある和歌山県高野町神谷地区に、旧白藤小学校の職員室を改修したカフェ「Coffeeしらふじ」が10日、開業する。交流人口の増加などを目指して、地域住民らでつくるボランティア団体「白藤の会」が運営し、オリジナルコーヒーを提供する。会長の刀祢尋一(とねひろかず)さん(73)は「空気のいい所でコーヒーを楽しみ、ゆっくりと休憩してもらえれば」と話している。

 刀祢さんは中学2年の時に高野山からふもとの神谷地区に家族で移住。当時、地区には二十数軒の家があったが、今では8軒ほどに減少しているという。

 長らく会社員生活をしてきた刀祢さんらは約5年前に白藤の会をつくり、町の委託を受けて、平成20年に廃校となった旧白藤小の保全活動に取り組んでいる。この木造校舎に魅力を感じたイベントの主催者らに会場として提供してきたが、地区の衰退に歯止めはかかっていない。

 そこで今回、旧白藤小の職員室を改修し、カフェにすることを企画した。

 旧白藤小の建物は29年、大阪市内の喫茶店経営者らでつくる実行委員会がコーヒーで地域活性化を目指すイベント「ジャパンコーヒーフェスティバル」の会場として使われ、刀祢さんも「苦味が好きで、1日4、5杯は飲みます」と話すコーヒー好きだ。

 会では、黒板類などが残る旧職員室を、雰囲気を生かして改修。木造建物の外観に合わせ、木製カウンターや木製テーブルを設置した。また、地区の石塔などを撮影した古い写真も飾り付けた。「タイムスリップしたような懐かしい空間」と刀祢さん。

 カフェは20席。オリジナルのブレンドコーヒーなど5、6種類を、一部を除き1杯400円で提供する予定だ。

 カフェの整備費などは、インターネットを通して広く資金を募る「クラウドファンディング」を活用。10日の開業前日までに、80万円を目標に協力を呼びかけている。

 営業は土日曜と祝日の午前9時~午後5時。積雪のある冬季の一時期は休業する予定。問い合わせは刀祢さん(090・1441・9908)。

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