金融

堂島コメ先物取引、上場廃止の可能性も 試験上場延長せず

 大阪堂島商品取引所が農林水産省に申請しているコメ先物取引の本上場について、農林水産省の認可が得られなかった場合でも試験上場延長を申請しない方針であることが28日、関係者への取材で分かった。試験上場を延長しない場合、本上場が認められなければコメ先物は上場廃止となる。農水省は現状では本上場の基準を満たしていないとの立場で、国内唯一のコメ先物取引市場は正念場を迎えた。

 試験上場の期限は8月7日までで、農水省は5日に堂島商取から行う意見聴取をへて最終決定する。上場廃止になった場合、現在取引されている商品は引き続き売買できるが、新規注文は受け付けない。現在のコメ先物市場を利用している生産者や流通業者へ影響もありそうだ。

 コメ先物は平成23年に試験上場を開始。常設の本上場移行を目指してきたが認められず、2年ごとに試験上場を延長して市場を存続させてきた。これまで延長は4回にのぼっており、異例の状況だ。

 農水省は今月27日、取引量は十分あるとしながら、取引参加者が増えていないとして本上場の基準を満たしていないとの判断を示した。市場を存続させるには、意見聴取で堂島商取が農水省側を納得させる根拠を示せるかがカギとなる。

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