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「売れるわけない」日本発のドリップパックコーヒー、本場・米国で普及の理由 (2/2ページ)

SankeiBiz編集部
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 「日本の良いものを世界へ」

 世界で初めて缶コーヒーの商品化に成功したのが日本人の三浦義武(1899~1980年)なら、ドリップパックも日本発祥。焙煎した豆をパッキングする際、窒素を充填することで酸化を防いでおり、挽き立ての香り、味を手軽に楽しめるのが特徴だ。

 新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要が高まる中、米国でも自宅でコーヒーを楽しむ人が増え、オフィスやホテルの客室にあるコーヒーマシンに触りたくないという人も増えた。「NuZee」のドリップパックの売り上げはコロナ禍でも堅調に推移。昨年6月には米ナスダック市場への上場も果たした。

 メキシコの大手コーヒーブランド「El Marino」社とも契約。米国など世界3カ国の工場で年間約2億2000万杯分のコーヒーの生産能力を有する。今後はメキシコ全土はじめ中南米、カナダ、ヨーロッパでもドリップパックの販路を拡大したいという。東田さんが力を込めて語る。

 「ドリップパックという日本の良いものを世界のカフェやレストラン、オフィス、食卓に広げていく窓口になりたいと思っています。『おいしいコーヒー』という定義は難しいですが、自社ブランドではコーヒー好きの私がおいしいと思った豆や人気のある豆をピックアップし、より多くのコーヒー好きのお客さまにお届けしたいと思います」

 インスタントコーヒーのような感覚で、琥珀(こはく)色の本格的なコーヒーを楽しめるドリップパック。日本の食卓では当たり前のものだが、そう遠くない将来、世界の食卓でも当たり前になる日がくるかもしれない。

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部 SankeiBiz編集部員
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