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英政府が半導体開発大手アーム売却阻止検討か 安保上の懸念

 米ブルームバーグ通信は3日、米半導体大手エヌビディアがソフトバンクグループ(SBG)から英半導体開発大手アームを買収する計画について、英政府が阻止することを検討していると報じた。安全保障上の問題を理由に挙げたが、最終的な判断は決まっていないとも指摘した。ダウデン・デジタル相が4月に競争当局に対し、安全保障や競争環境に与える影響を調査するよう指示していた。

 報道によると、7月下旬に報告書が提出され、安全保障を脅かしかねない潜在的リスクを示した。ただ、英政府が最終的に計画を承認する可能性もあり、調査を進めるとみられる。

 半導体は電子機器に搭載され、人工知能(AI)や第5世代(5G)移動通信システムといった先端技術のほか、防衛産業でも広く使われている。アームの設計技術は世界有数で、買収によりエヌビディアの競合他社の使用が制限されるのではないかと懸念する声が一部で上がっていた。

 SBGは、保有するアームの全株式を最大400億ドル(約4兆3600億円)でエヌビディアに売却すると発表していた。(共同)

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