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豪通信・政府が異例の買収 南太平洋事業、中国に先手

 オーストラリアの通信最大手テルストラは25日、世界各国で携帯電話事業を手掛ける通信大手デジセルの南太平洋部門を16億ドル(約1800億円)で買収すると発表した。買収費用の大半の13億3千万ドルをオーストラリア政府が負担する。デジセルをめぐっては中国企業が買収に乗り出すとの観測が出ており、政府主導の異例の買収で先手を打った形だ。

 オーストラリアは、関係の深いパプアニューギニアなど南太平洋諸国の通信インフラが中国政府の影響下に取り込まれ、有事の際に脅威になるのを警戒している。

 デジセルはジャマイカに本社があり、フィジーやサモア、バヌアツ、トンガ、ナウルでも携帯電話事業を展開している。

 オーストラリアのペイン外相やテハン貿易相らは共同で声明を出し、「太平洋地域の経済成長と発展に不可欠な安全で信頼性の高いインフラの整備を支援する」と主張した。(共同)

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