2013.4.20 07:30
航空各社とJR6社は19日、ゴールデンウイーク期間中(4月26日~5月6日)の予約状況を発表した。
今年は昨年に比べて曜日配列が良くないにもかかわらず、18日現在の予約数は好調だった前年をほぼ上回っている。景気回復に明るい兆しがみられ、旅行意欲が高まったとみられる。
日本航空と全日本空輸は、国内線の予約数がそれぞれ1.5%と0.9%、前年を上回る。今年は前半の3連休と後半の4連休に分かれ、2日休めば9連休を取得可能だった昨年よりも長い休みがとりにくいことが、国内旅行の人気を高めているとみられる。
一方、国際線は全日空が3.9%減、日航が1.9%減。リゾート路線や北米路線が好調だが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)や竹島(島根県隠岐の島町)の問題で中国、韓国が低調。円安の影響については「今のところ顕著には出ていない」(日航)という。
一方、JR6社では、指定席911万席のうち286万席が予約済みで、前年に比べ6%増えた。新幹線は、下りのピークの5月3日に午前の東京発がほぼ満席の状態。
JR東海によると、東海道・山陽新幹線は18日時点で前年より6%多い122万席が予約済みという。東京スカイツリーや、30周年を迎えた東京ディズニーリゾートの効果で東京方面に向かう人が多いことが予約数を押し上げている。
ゴールデンウイークの予約状況
会社名 予約数 予約率
国内線 全日空 106万4842( 0.9) 51.5
日航 87万6711( 1.5) 57.1
ピーチ 5万5077(98.2) 73.2
ジェットスター 5万4177 ( - ) 57.0
エアアジア 2万0604 ( - ) 57.8
国際線 日航 24万3343(▲1.9) 75.9
全日空 18万2560(▲3.9) 70.7
JR6社 新幹線 218万 ( 7 )
在来線 69万 ( 1 )
合計 286万 ( 6 )
※18日現在。予約数のカッコ内は対前年比増減率%、▲はマイナス、-は比較できず。予約率の単位は%。全日空は兄弟会社のANAウイングスとエアージャパンを含む