2013.6.26 11:52
(1)「福島の再生が第一」と下河辺会長 に戻る
《福島第1原発にほど近い、福島県浪江町の株主がマイクを握る》
株主 「16万人の避難者の苦しみをどうする。東電は無責任だ。心は痛まないのか。日本を救うためには原発を止めるしかない。事故を起こした福島第1原発はもちろん、福島第2原発も廃止すべきだ」
《柏崎刈羽原発が立地する新潟県の株主が9号議案の趣旨を語る》
株主 「東電はまだ原発を運転する資格があると思っているのか。信じられない。(北朝鮮などから)ミサイルが飛んできて、原発に当たったらどうするのか。柏崎刈羽原発はもう廃炉すべきだ」
株主 「10号議案を出しました。東電は原発廃炉本部を設置すべきだ。原発は電気を作るためにあるのではなく、廃炉するためにある、というぐらいの意識で取り組んでほしい。というのは、廃炉の経験や技術は今後、世界で通用するからだ。大事故を起こした東電だからこそ、廃炉のプロフェッショナルになれる」
《ここで発送電分離を求める株主が発言する。11号議案だ》
株主 「東電の供給管内の都県ごとに、9つの独立した発電会社にすべきだ。東電は重い賠償責任を負っている一方、安定供給義務も負っている。各発電会社の競争で収支を改善し、将来的には各社を上場させ、株式売却益を賠償にあてるのがいい」
《国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンから、12号議案が提示される》
株主 「福島第1原発は米ゼネラル・エレクトリック(GE)などが作った。事故原因をしっかり調査し、メーカーに製造物責任を問うてもいいのではないか。東電だけが賠償責任を負うのではなく、メーカーも含め、みんなで相応の賠償責任を負うべきだ」
《株主は東電の役員報酬や社員のボーナスにも不満を漏らす》
株主 「13号議案です。取締役の報酬、賞与などは個別に公表すべきだ。公的資金を投入されているのだから、普通の企業よりも厳しい目で透明性を確保しないといけない」
株主 「壇上の役員のみなさんは、日本のえりすぐりのエリートです。だからこそ、お金ということが関係ない世界で働くさわやかさを味わってほしい。報酬を返納し、被害者への賠償にあてるべきだ。これが14号議案です」
株主 「東電は放射能をまき散らしている世界最悪の環境汚染企業だ。汚染企業が社員にボーナスを出しているのはおかしい。身内に甘すぎる。破綻した日本航空(JAL)を見習うべきだ。ボーナスを『年俸』と言い換えたり、数字のマジックはもう要らない。現役社員で5割、OBで3割をカットすべき」
《会場から『その通りだ』の声が相次ぐ》
《株主提案の最後の議案、16号議案が上程される。内容は株主総会の運営方法に関してだ》
株主 「今日は下河辺会長が議長をする初めての総会だが、株主からの議案を一括上程させるとは何事だ。私たちは事前に質問を出しているのだから、一つずつの議案について質疑をすべきだ。東電は国民の税金が投入されているのだから、株主総会はインターネットなどで生中継して公開すべきだ」