2013.6.26 13:40
(5)神戸市長「値上げは国の衰退につながる」と懸念 に戻る
《続いて、社内の内部事情を知るNPO法人関係者が質問に立った》
男性株主 「先だって配電部門の社員が持ち場で停電させたという事件があり、非常に驚いた。安全安心な電気をつくる職場で、こういう事件が起きるのは、病んだ社員を生む職場になっているのではないか。安心安全は経営者の責任だ。原因をしっかりつかんでほしい」
「もうひとつは政治関与の問題。神戸支店の文書が最近外に出た。それによると『参院選には(関電)出身者のH氏が立候補する。民主党ではなく、関電の仲間として応援してほしい。管理職は適切な指導をしてほしい』と書いてある。本店は、特定の候補者、政党の支援は関知しないとしているが、こういう実態を職場はみんな知っている。これについて見解を聞きたい」
《2つの質問に対し、井狩雅文副社長が陳謝した後、回答した》
井狩副社長 「公益事業に従事する者として良識ある行動を求めており、再発防止をすすめていきたい。社員のモチベーションが低下しているとはみていないが、経営者があらゆる機会を通じて、職場と十分コミュニケーションをとり、前向きに取り組んでいく」
「政治活動についての問題ですが、本社は特定の候補者や政党に投票を呼びかけることはしていません。具体的な文書は把握していないが、私どもが、会社として呼びかけたものではありません」
《質疑が行き渡ったとみて議長の森詳介会長が「質問はあと2人とさせていただきます」と宣言すると、会場からはヤジが飛ぶ。最初の株主の質問は、森会長が「意見として承ります」と答え議論にはならなかったが、最後の質問で未公開の事実が明らかになった》
男性株主 「これは報道されていないが、大阪市中央区のタワーマンションで先日、大停電が起こった。地上47階までの巨大な配電ケーブルの落下が原因だという。これは施工不良なのか計算ミスか、それとも構造不良だったのか。超高層マンションは全国で増えており、事故原因の究明を社会に公開して進めてほしい」
「もうひとつは9電力会社の中でこんなに立派なビルに本社を置いている会社はない。別会社が建てた物件を借りている、という説明では納得できない。どんな関係会社を設立し、金を移動したのか、これはきっちり公開してほしい」
《タワーマンションの停電については土井義宏常務、社屋ビルの問題は廣江譲常務がそれぞれ回答した》
土井常務 「ご心配おかけしました。停電の原因は、ケーブル支持部材の機能が低下したためで、類似設備の点検は完了しています。ただ、現在、再発防止策の策定を進めているので、社外に公表するのは考えていません」
廣江常務 「本店や神戸支店ビルの話ですが、ビル賃料の市況を踏まえて交渉し、入居価格を決定しており適切なものと思います。資金調達は関係会社が独自に金融機関とおこなっており、資金の移動ではありません」