ダイハツ、軽「コペン」で挑戦 外板パーツで自由なデザインに

2014.4.2 06:40

 ダイハツ工業は1日、6月に発売する軽自動車のオープンタイプスポーツカー「COPEN(コペン)」について、樹脂製の外板パーツを好みに合わせて変更し、自由なデザインを楽しめるといった商品概要を発表した。

 燃費性能は1リットル当たり25.2キロでエコカー減税の「免税」対象に適合する見通しだ。

 着脱できるのは前後のバンパーやフェンダーなど11部品。購入後はデザイン変更が難しかった従来の概念を覆して、形状やカラーを変えられるようにする。

 外板が取り外せ、しかもオープンカー仕様のため、必要な強度や剛性は鋼板でできた骨格のみで確保する必要がある。

 プラットホーム(車台)は軽自動車「ミライース」を転用し、床下や側面などを補強した。

 660ccターボエンジンは低速からストレスなく加速できるように調整。車体の空気抵抗を低減したほか、外板や燃料タンクを樹脂製にするなど軽量化して燃費性能を向上させた。

 価格は未公表だが百数十万円になる見通し。開発責任者の藤下修チーフエンジニアは「(消費税増税など)厳しい市場環境の中、低燃費・低価格だけではない、もっと軽にできることに挑戦した」と話している。

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