日本HPが格安ノートPC タブレット技術転用でコスト低減

2014.12.29 07:39

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、タブレットのアーキテクチャを採用することにより低価格を実現した11.6型クラムシェルノート「HP Stream 11-d000」を17日に発売した。

 直販の税別価格は2万5800円。

 既に発売中の「Stream14」と同様、タブレットに用いられる技術をクラムシェルに転用し、パーツ数を減らすことで低価格化を実現したモデル。このモデルは7月に米国で開催された「Microsoft Worldwide Partner Conference 2014」において明らかにされた199ドルのノートPCそのものである。

 クラウドでの利用を前提とし、クラムシェルながらローカルのストレージを32ギガバイトeMMCと比較的小容量に抑えた。代わりにOneDrive 100ギガバイトの2年間利用権と、全世界の公衆無線LANでインターネットが利用できる「iPass」使用権が1年間付属する。このほか約8時間15分の長時間駆動、ファンレス筐体、質感の高いHP Imprint技術採用のドットグラデーション付きパームレストを特徴とする。

 主な仕様は、CPUにCeleron N2840(2.16ギガヘルツ、ビデオ機能内蔵)、メモリ2ギガバイト、32ギガバイトeMMC、1366×768ドット表示対応11.6型非光沢液晶ディスプレー、OSにウィンドウズ8.1 Update with Bing(64ビット)を搭載する。

 インターフェイスは、SDカードスロット、USB3.0、USB2.0、HDMI出力、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、ブルートゥース4.0、約92万画素ウエブカメラ、音声入出力などを備える。本体サイズは約300×207×19~21ミリ(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.26キログラム。

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