ホンダ、日本でも44万台リコール 米事故受け

2016.2.6 05:00

 タカタ製エアバッグの欠陥問題で、ホンダは5日、運転席のエアバッグ作動時に部品が飛び散る恐れがあるとして、乗用車「フィット」など13車種、44万2997台(2004年6月~15年3月生産)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。

 米国で昨年末、フォード・モーター車の運転席エアバッグの異常破裂による死亡事故が起き、米当局はリコール対象を拡大。ホンダは3日、米国で約223万台のリコールを発表、この一環で日本でもリコールした。

 対象には、昨年生産された車も含まれる。エアバッグを他社製に交換するが、ホンダはこれまでもタカタ製エアバッグの欠陥によるリコールを届けているため、部品が準備できるのは6月以降になるという。

 自動車メーカー各社は同種のエアバッグを使った車があるかどうか調査中。

 フォードの事故では、エアバッグ作動時にガス発生装置が破裂して金属片が飛び出し、ドライバーの首に突き刺さったとされる。

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