KDDI、ぬいぐるみ型通信機器を開発 頭なでるとスタンプ送信

2016.3.29 17:53

 KDDIは29日、抱きしめたり、なでたりするだけで、全11種類の感情を表す絵柄のスタンプをやり取りできるクマのぬいぐるみ型の通信端末機器「Comi Kuma(コミクマ)」を発表した。離れて暮らす家族の新たなIoTコミュニケーションツールとして、来年の商品化を目指す。

 会見にゲストで登場したタレントの安めぐみさんは「小さい娘がいるのでこういうコミュニケーションツールはありがたいし、ぬくもりを感じながらメッセージを送れるのは良いと思う」と話した。

 コミクマは、感圧センサーや二酸化炭素の検知センサーなど12個のセンサーを内蔵。頭をなでると時間帯に応じて「おはよう」などのあいさつスタンプが登録したコミクマに送られるなど、コミクマに対して行う動作をセンサーで判別して、11種類のスタンプを送ることができる。

 KDDIは、コミュニケーションの未来を創造することを目的とし、「au未来研究所」と題してスマートフォンの次の機器の発明に向けてインターネット上で研究員を募り、ディスカッションなどを開いている。

 昨年8月のディスカッションで出されたアイデアのうちの1つとして、今回、コミクマを試験的に製品化した。

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