JDIの縁なし液晶、中国の小米スマホに初採用

2017.9.26 22:31

 中小型液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は26日、新型液晶パネル「フルアクティブディスプレー」が中国携帯電話大手、小米の新型スマートフォンに初採用されたと発表した。画面周辺の縁の部分を0.5ミリ程度に抑えられるのが特徴で、デザイン性が高く、今後本格的に採用が拡大する見通しだ。

 有機ELの特長であるスマホのデザインの自由度の高さを液晶で実現したほか、価格も有機ELに比べ3~4割安くできるとみられる。

 小米以外の中国メーカーから引き合いがあるという。平成30年度には液晶パネルの7~8割を新型パネルにしていく方針だ。

 JDIの東入来信博会長は新型パネルについて「30年、31年には収益にも貢献してくる。さらに技術を展開して、車載向けなどにも広げていく」との期待を語った。

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