三菱UFJ、店舗で昼休み

2019.1.21 09:45

 三菱UFJ銀行は21日から愛知県内の1店舗で「昼休み」を導入する。来店客の少ない平日正午から午後1時まで窓口を閉じて行員が一斉に休憩する。交代の人員を手当てしなくて済み、店舗運営の効率化につながる。法律で営業時間が規定された店舗での昼休みはメガバンクで初めて。他の店舗への拡大も検討する。

 愛知県設楽町の田口特別出張所で昼休みを始めた。これまでは行員5人で平日午前9時から午後3時まで業務に当たり、昼食時は近隣の支店から行員1人が40~50分かけて応援に駆け付けていた。店舗は山間部にあり、昼食時は来店客も少なく、休んでも影響は小さいと判断した。

 企業や個人事業主が決済で使う当座預金の取扱店舗では銀行法の施行規則で営業時間が規定されてきたが、金融庁は平成28年に緩和。平日午前9時~午後3時としてきた時間帯が変更できるようになった。30年には平日休業も認めた。

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