Tポイントで1株から投資 SBIネオモバイル証券、若年層の呼び込み狙う

2019.4.11 08:05

 SBI証券とCCCマーケティングが共同出資して設立したSBIネオモバイル証券は10日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」を使って株式を購入できるサービスを始めたと発表した。買い物などでためたTポイントを活用してスマートフォン上で気軽に取引できるようにして、投資初心者を取り込む狙い。

 サービスの対象は20歳以上のT会員。月間売買代金50万円以下であれば、月額200円(税抜き)で、1株から何度でも売買ができる。売買代金が50万円を超える場合は金額に応じてサービス料も変わる。購入履歴から、旅行好きな人には航空券の割引優待を受けられる銘柄を薦めるなど銘柄推奨機能もある。

 SBI証券の顧客のうち20代は7%。幅広い年代の顧客を抱えるCCCと組むことで、若い世代を投資の世界に呼び込みたい考え。ネオモバイル証券の小川裕之社長は、この日の記者会見で「早急に50万口座まで獲得したい」と語った。

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