2019.10.4 18:00
レオパレス21は4日、札幌市、仙台市、福岡市に所有するホテルを売却すると発表した。売却額は合計160億円で、52億円の利益が出るという。同社はアパートの施工不良問題で令和元年4~6月期連結決算の最終損益が57億円の赤字となるなど経営が悪化しており、資産売却で「財務体質の強化を図る」としている。
売却するのはホテルレオパレス札幌、ホテルレオパレス仙台、ホテルレオパレス博多。譲渡先は明らかにしていない。10月末までに手続きが完了する。
また施工不良問題で不備の見つかった物件が9月末時点で2万6299棟に達したと発表した。8月末時点の公表数から約2800棟増えた。不備はさらに拡大する見通しだ。