関電会長辞任 経産相「重大性鑑み、自ら判断」

2019.10.10 06:41

 関西電力役員らの金品受領問題で、八木誠会長と岩根茂樹社長が辞任を決めたことに関し、菅原一秀経済産業相は9日夕、記者団の取材に応じ「事案の重大性を鑑みて自ら判断したと受け止めている」と述べた。

 岩根社長は第三者委員会の調査結果が出た段階で退き、電気事業連合会の会長職については9日付で辞任した。電事連会長の後任について、菅原氏は「独立した機関なので(電事連の)協議を注視していきたい」と語った。

 また、第三者委の委員長には元検事総長の但木敬一氏が就く。

 菅原氏は「第三者委は専門家の集まりであり独立性を持っている。どこまで遡(さかのぼ)り、どう調べるかも含めて委ね、その結果報告を待ちたいと思う」と強調した。

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