大阪に913室タワーホテルが開業 アパ、西日本最大

2019.12.17 16:23

 アパグループは17日、高層ホテル「アパホテル&リゾート御堂筋本町駅タワー」(大阪市中央区)を開業した。地上32階建てで高さ100メートル。客室数は同社として西日本最大となる913室となる。

 同ホテルは大阪メトロ御堂筋線本町駅直結の好立地にあり、プールや人工温泉の大浴場、スパ施設などを備える。宿泊代は1室1泊1万8千円から。約34平方メートルの最高級スイートルームは8万円から。プールなど豊富な付帯施設を生かし、近隣客も呼び込む考えだ。

 同社は国内市場独占を狙い、客室1千室規模を擁する大型ホテルの開発を東京や大阪で加速させている。この日、開業式典で記者会見した元谷外志雄代表は「国内シェアは現在10%足らずだが20%に伸ばし、寡占化一番乗りを目指す」と述べ、「大阪にはまだ余地がある」としてさらに開発を進める方針を示した。

 大阪では令和4年末に「アパホテル&リゾート大阪梅田駅タワー」(同市北区、1709室)、5年秋に「アパホテル&リゾート大阪難波駅タワー」(同市浪速区、2064室)と大型施設の開業を予定。元谷代表は「キタ、ミナミ、真ん中(本町周辺)と大阪の基幹部を押さえて社の知名度を高め、観光客を呼び込みたい」と意気込んだ。

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