ファーウェイが5Gスマホ 19日発売 4万円台投入

2020.6.4 05:00

 華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、第5世代(5G)移動通信システムに対応した4万円台のスマートフォンなど新製品を発表した。5G対応端末は、同社のほかにサムスン電子やシャープなどがすでに発売しているが、値ごろ感を打ち出して普及を図る。

 ただファーウェイは、米国から制裁を受けているため米グーグルのアプリストアを使えないといった問題を抱える。独自のアプリストアを採用するなどの工夫をしているが、日本の消費者にどこまでアピールできるかは未知数だ。

 人工知能(AI)を活用してきれいな写真が撮れるカメラなどに力を入れた「P40 ライト 5G」(4万3780円)を19日、高級モデルの「P40 プロ 5G」(11万9680円)を12日に発売する。日本市場の責任者は「良いときも悪いときも革新を起こす」と、米制裁の克服を目指す考えを示した。

 一方、同じ中国のメーカー、小米科技(シャオミ)は「Redmi ノート 9S」(2万4800円から)などの安価なスマホを9日に発売すると発表した。5Gには対応していない。昨年進出した日本市場の開拓を進める。

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