全国唯一の「種苗交換会」、コロナに負けず開催へ 秋田・横手

2020.10.23 13:55

 第143回秋田県種苗交換会を前に23日、JA秋田中央会の斉藤一志会長が会見し「コロナ禍で各地の主要行事が中止になる中、さまざまな感染防止対策と期間短縮で開催にこぎつけることができた。横手の自然や文化とともに楽しんでほしい」と抱負を述べた。

 明治11年から戦時中も途切れることなく続く秋田県種苗交換会は、全国唯一の農業をめぐる一大祭典。優良産品や最新技術の出展、健康増進イベント、農業をテーマにした談話会、農工商フェアなどが繰り広げられ、横手やきそばなど地元グルメの飲食コーナーもある。

 今年は横手市の横手体育館を中心に市内3会場で10月30日から11月3日まで開催する。優良産品の出品目標は、昨年の2000点から今年は感染防止対策もあり1200点に制限した。大館市で開催した昨年は、県外を含め81万人余が来場した。

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