2021.2.23 16:20
宇宙ベンチャーのシンスペクティブ(東京都江東区)は、昨年12月に打ち上げた同社初の人工衛星から地球を撮影、画像の取得に成功したと発表した。同社が手掛けている小型SAR(合成開口レーダー)衛星による画像取得としては日本では初めて。
8日正午頃(日本時間)に、高度500キロの軌道から撮影された米南フロリダの写真では、空港の滑走路や街を縦横に走る高速道路、さらには港の岸壁に停泊している船まではっきりと確認できる。
同社は2023年までに既に打ち上げられたものを含めて6機、20年代後半までに30機を軌道に投入し、世界のどの地域でも2時間以内に観測することができるようにする。
また、観測データを自動解析し、災害時の早期状況把握に役立てる。