ナイロビでホテル襲撃、15人死亡も邦人は無事 三井物産や商船三井など入居

 
15日、襲撃事件が起きたケニア・ナイロビのホテルの周辺を逃げる人々(AP)

 ケニアの首都ナイロビで15日、武装集団が高級ホテルを襲撃した。ロイター通信は16日、少なくとも15人が死亡したと報じた。ホテルに取り残された人たちがいるとの情報もあり、死者がさらに増える恐れがある。自爆や銃撃によるテロとみられ、隣国ソマリアを拠点とするイスラム過激派アルシャバーブが犯行声明を出した。

 敷地内のオフィス棟には三井物産や商船三井ロジスティクス、日本貿易振興機構(ジェトロ)が入居。在ケニア日本大使館によると、入居企業の駐在員は救出されたり自力で逃げたりして全員無事だった。ホテルに宿泊していた日本人らがいなかったかどうか、さらに確認を進めている。

 現場は日本人ら外国人の利用が多い「ドゥシットD2ホテル」。地元メディアによると、30人以上が病院に搬送された。政府は発生から約7時間半後、治安部隊が現場を鎮圧したと発表したが、その後も断続的に激しい銃声が聞こえた。

 地元警察は「テロの可能性がある」と発表した。アルシャバーブはソマリアで対テロ作戦に参加するケニアに対し、撤退を要求。ケニアでたびたびテロを起こしてきた。2013年9月にはナイロビのショッピングモールを襲撃し、67人が死亡した。

 ロイターによると、死者のうち11人がケニア人で、他に米国人と英国人らも犠牲になった。

 地元メディアによると、防犯カメラに少なくとも4人の実行犯が写っていた。現地時間午後3時ごろ、ホテル脇に止まっていた車が爆発し、ほぼ同時に自爆攻撃が発生。その後、銃撃が続いた。

 警察によると、犠牲者の遺体はホテルのレストランやオフィス棟で見つかった。(ナイロビ 共同)