【よむベトナムトレンド】大学提携 出遅れる日本 (1/2ページ)

2014.11.19 05:00

 日本学生支援機構によると2013年5月、在日ベトナム人留学生は前年比43.8%増の約6000人となり、中韓に次いで不動の3位であった台湾を一気に追い抜いた。10年以降、来日留学生の総数が減る中、ベトナム人学生は常に増加してきた。

 ◆「収益化」できず

 もちろん、ベトナムには大学生だけでも約216万人おり、海外留学までの余裕がない学生が多数派である。

 折衷案として国内で海外の大学と同等の教育を受けられるとする「外国提携教育」が拡大し、今年3月時点で外資系2校を含む38大学に27カ国の214コースがある。

 ところが、「日本発」は長岡科学技術大学(ハノイ工科大学)と奈良女子大学(ハノイ外国語大学)の2コースと、全体の1%にとどまっている。

 出遅れた要因の一つは「営利目的で取り組まれていない」ことである。奨学金や科学交流など多額の教育分野の政府開発援助(ODA)は有意義だし、有名大学では日本企業の寄付講座も多い。

 一方で台湾の高等教育国際協力コンソーシアムが11年に設立した教育センターでは、英語と中国語で行われる19コースを有し、すでに収益化に成功している。利益を生まない活動は結局、継続も拡大もしにくく、埋もれていってしまう可能性がある。

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