有識者によるパネルディスカッション=26日、東京都渋谷区【拡大】
企業の海外展開に役立つ知的財産の在り方を考える「グローバル知財戦略フォーラム2015」(特許庁、独立行政法人工業所有権情報・研修館主催、フジサンケイビジネスアイなど後援)が26日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで2日間の日程で始まった。
開会に当たり、特許庁の伊藤仁長官が「知財を生かしてグローバル展開を図り、日本企業の国際競争力向上やイノベーションにつなげてほしい」とあいさつ。キヤノンや味の素、日本IBMの知財担当責任者らによるパネルディスカッションでは各社の知財活用法などが披露され、出席者はメモを取りながら熱心に聞き入っていた。
会場には、工業所有権情報・研修館が3月に提供を始める特許情報提供サービス「特許情報プラットフォーム」のデモコーナーも設けられた。最終日の27日は、技術移転担当者の育成法についての講演などが予定されており、会期中に2000人以上の入場者が見込まれている。