【電力考】異業種提携 「東電ブランド」に危機感 山崎康志・ジャーナリスト (3/3ページ)

2015.7.6 05:00

東京電力の本店=東京都千代田区(ブルームバーグ)

東京電力の本店=東京都千代田区(ブルームバーグ)【拡大】

 「完全自由化後も電力供給の太宗を電力会社が担っている限り、差別的供給の禁止は残るはずだ。ソフトバンクの加入者にだけ、込み込み1万円のキャンペーンなどできない」

 しかし、原賠機構はホワイトラベルにとどまらず、ソフトバンクなど提携先ごとに営業部隊の分社化を検討しており、それは、東電が地に落ちた自社ブランドを捨て、提携先への電力卸売会社になることを意味する。既に原価主義料金がほぼ撤退された電気通信の販売現場では、携帯電話の契約変更を争って5万円、6万円のキャッシュバックが横行している。それが電力市場でも始まったとき、東電ブランドは消滅しているかもしれない。

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【プロフィル】山崎康志

 やまざき・やすし 日本工業新聞、外資系通信社記者を経て2001年独立。記者時代からエネルギー産業、IT産業、郵政事業、産業政策などを取材。著書に「電力・ガス業界大研究」(産学社)、構成に仙谷由人著「エネルギー・原子力大転換」(講談社)。1959年東京生まれ。

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