J-PlatPatのサイト(https://www.j-platpat.inpit.go.jp)。音商標を簡単に聴くことができる【拡大】
商標法改正で4月から新タイプ商標の出願・登録が可能になったが、「音商標」が手軽に聴けるサイトが話題を集めている。「音が権利になることが実感できて面白く、知財の勉強になる」(都内弁理士)、「夏休み、子供とのクイズ遊びに使えそう」(都内の主婦)などの声があがっている。
音商標が聴けるのは「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」。産業財産権(特許、実用新案、意匠、商標)に関するインターネット検索サイトで、1999年に特許庁が開始した特許電子図書館(IPDL)を引き継ぎ、現在は工業所有権情報・研修館が運営している。IPDLより操作が簡単になり、無料で使える。
操作画面で商標出願・登録情報から音商標を選ぶと、現在の音商標リストが検索でき、出願番号をクリックすると出願人名、権利化へ向けた経過情報、詳細な説明、商標を使用する商品・役務分野などの書誌情報とともに、効果音の楽譜や、人の声が入る場合はそのせりふなどが画像で表示される。実際の音は商標番号照会画面に出願番号を入れ、書誌情報とともに表れる音声再生ボタンを押すと聴くことができる。