【飛び立つミャンマー】高橋昭雄東大教授の農村見聞録(30) (1/4ページ)

2015.10.2 05:00

ミャンマー農民発展党党首のチョースワーソー氏(左、右は筆者)=8月、ヤンゴン市東ダゴン郡の同氏の自宅兼事務所にて

ミャンマー農民発展党党首のチョースワーソー氏(左、右は筆者)=8月、ヤンゴン市東ダゴン郡の同氏の自宅兼事務所にて【拡大】

 ■「農民」発展のための党と組合の課題

 11月8日の投票日に向けて長丁場の選挙戦が行われている。91の政党、6074候補者の中で、6番目に多くの候補者を立て、農民を前面に出している党がある。ミャンマー農民発展党(Myanmar Farmers Development Party)である。2012年、チョースワーソー氏が設立した。

 かたや、政治組織ではないが、同党と同様に農民の福祉を目的に、やはり12年に結成された、ミャンマー農民組合(Myanmar Farmer Association)なる組織がある。組合長はソートゥン博士。

 両名とも日本に長期間滞在した経験がある。2人のリーダーはどのような目的で農民を基盤とする組織を作り、どのような活動をしているのだろうか。8月に行った両名とのインタビュー調査に基づいて、今回はこの農民および農村に関わる2つの組織について、そのリーダー像を中心に記述していくことにしよう。

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