21歳ホストの命を奪った一気飲み “極貧生活”の悲哀にじむ残されたノート (1/7ページ)

2015.10.11 07:08

一気飲みで死亡したホストの遺品のノートには、覚えようとしていた「飲酒コール」が書き連ねられていた(遺族提供)

一気飲みで死亡したホストの遺品のノートには、覚えようとしていた「飲酒コール」が書き連ねられていた(遺族提供)【拡大】

  • 一気飲みで死亡したホストの遺品のノートに記されていた「飲酒コール」(遺族提供)
  • 一気飲みで死亡したホストの遺品のノートには「今月は死ぬ気で!!」と目標が記されていた(遺族提供)

【衝撃事件の核心】

 「今夜もきました! 素敵(すてき)な姫が ホストが届けるシャンパンコール 乾杯、乾杯、乾杯だ~!」。拍手と嬌声(きょうせい)がこだまする大阪・ミナミのとあるホストクラブ。コールにあおられて一気に飲み干したテキーラが、まだ21歳の若者の命を奪った。多量の飲酒で昏倒(こんとう)するような事例が相次いでいたのに、店側が安全配慮義務を怠ったとして、急性アルコール中毒で死亡したホストの男性の両親が、ホストクラブと経営者らに約8600万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。両親の手元には、男性が覚えようとした「飲酒コール」をいくつも書き連ねたノートが残され、なおさら悲哀がにじむ。一気飲みは業務か、自己責任か。

 テキーラ5杯を一気

 今から約3年前の平成24年8月1日午前6時。すっかり夜も明け、外に出れば出勤途中のサラリーマンに出くわす時間帯だ。ミナミのホストクラブでは、勤務を終えたホステスらをターゲットに、早朝営業の真っ最中だった。

 源氏名・流星=仮名=は4月にスカウトされたばかりの新人ホスト。この日は客に指名されたホストをサポートする「ヘルプホスト」として席についていた。

リズムに合わせて、ホストが次々に酒をのどに流し込み…

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