「社会的評価を低下させられる可能性」 高須院長、民進議員のCM「陳腐」発言めぐり提訴

高須クリニックの高須克弥院長
高須クリニックの高須克弥院長【拡大】

  • 高須克弥氏(春名中撮影)
  • 民進党の大西健介議員(斎藤良雄撮影)

 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は19日、民進党の大西健介議員が衆院厚生労働委員会での発言で同クリニックの名誉を毀損したとして、大西議員に加え同党と党代表としての蓮舫氏、国に対し、1千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、大西議員が17日の厚労委で、エステ店が系列の美容外科に顧客を引き渡すビジネスが誇大広告で集客している実態について質問。その中で、「陳腐な」テレビCMを流しているとして、「皆さんよくご存じのイエス○○クリニックみたいに」と発言した。

 同クリニックは「悪徳美容外科であるかのような誤解を受け」、「この発言で社会的評価を低下させられる可能性が生じた」と主張している。

 民進党の広報担当者は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話した。