強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」(環境省提供)【拡大】
環境省は強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が、中国・広州市から兵庫・神戸港に到着した貨物船のコンテナ内で見つかったと発表した。日本国内で確認されたのは初めて。すでに消毒して死滅させた。
環境省は「現時点で外部に他の個体が逃げ出した可能性は低い」としているが、念のため周辺で緊急調査を始め、万が一見つけても手で触らないよう呼び掛けている。
同省によると、ヒアリは2.5~6ミリメートル。攻撃性が強く、刺されるとアナフィラキシーショックを起こす恐れがある。
コンテナは5月20日に神戸港に到着し、25日まで保管。26日に尼崎市内で積み荷を出す際にアリが見つかり、鑑定の結果、ヒアリと判明した。