アイヌ刻印の皿の破片が本州初出土 青森の戦国大名城跡から 武士と居住の可能性

青森県南部町の城館跡から出土した皿の破片に刻まれた、アイヌ民族の刻印「シロシ」(同町教育委員会提供)
青森県南部町の城館跡から出土した皿の破片に刻まれた、アイヌ民族の刻印「シロシ」(同町教育委員会提供)【拡大】

  • アイヌの刻印が入った皿が出土した青森県南部町の城「聖寿寺館」跡(同町教育委員会提供)

 戦国大名・南部氏が15~16世紀に青森県全域から盛岡周辺まで支配した際に拠点を置いたとされる城「聖寿寺館」跡(青森県南部町)で、アイヌ民族の刻印が付いた皿の破片が見つかったことが27日、分かった。北海道では出土例があるが本州では初めて。

 南部町教育委員会によると、破片は数センチ大で15~16世紀の中国製の磁器。文字を持たなかったアイヌが自らの所有物であることを示すために刻んだとされる「シロシ」と呼ばれるバツ印が裏側に彫られている。

 同様の刻印がある皿や茶わんは北海道上ノ国町にある中世の城跡「勝山館跡」からも出土しており、付近ではアイヌの墓跡も確認されている。

 町教委によると、皿は城の当主が生活していた区域で見つかっており、アイヌが武士とともに居住していた可能性が高いことを示すという。

 

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