社会・その他

最後の受付現場は「とにかくひどかった」… 34歳で一念発起、“独学”で起業できた理由 (1/4ページ)

 【元受付嬢CEOの視線】 こんにちは。受付嬢から起業家に転身したディライテッドCEOの橋本真里子です。これまでの私の受付嬢人生についてお話した前回に引き続き、第二回の今回は、キャリアの集大成となったGMOインターネットでの経験を紹介します。実はここでの経験があったからこそ後の起業へとつながったのです。

 GMOインターネットは、102社(2017年6月時点、連結)からなる巨大ITネットワーク「GMOインターネットグループ」の代表企業。勤務先の超高層オフィスタワーには約2000名の従業員。GMOインターネットと契約を交わした私でしたが、実際はさらに大役の「グループ総合受付」として就業しました。受付嬢として一番長く勤め、学ぶことが非常に多い環境でした。今ではGMOインターネットには本当に感謝しています。

 ですが、入社してまず感じたことはこうでした。「とにかくひどい」。

とにかくひどかった受付現場

 入社当時の受付スタッフは計4名。受付リーダーを長年務めていた方が退職し、後釜を探していたGMOインターネットが私のキャリアに目をつけてくれたのです。

 入社してまず感じたこと。それは「とにかくひどい」でした。なにがひどいかと言うと「モチベーションが低い」「ビジネスマナーがなってない」「リーダー不在によるわがまま放題」-。受付として会社の最前列に立っている意識が全くなかったのです。スタッフからは社会人としての自覚すら感じられません。しかし、同時に「リーダーとしてこの全てを改善する」と覚悟を決めました。

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