腕利きのシェフ挑戦 NYの絶品5選 (1/2ページ)

 米ニューヨーク周辺で、レストランの開店が目立つ時期は秋だ。

 これは2つのことを意味する。1つには腕利きのシェフが新しいことに挑戦しており、ニューヨークで食事をする人は、彼らが提供する最高の料理を試す特権を持っているということだ。ただそれは同時に、まずくて平凡かつ、流行を追っただけの料理が急増することも意味する。

 私は今シーズン、親近感のある料理や、発音しづらい名前の料理などを試食した。以下にできるだけ早く試してもらいたい絶品料理5品を選んだ。

 ◆日本風でまろやか

 ■「ザ・ロイヤル」のシュリンプ・スキャンピ、ヌードル添え

 ブラッスリースタイルの新しい店「ザ・ロイヤル」で、私のお勧めはシュリンプ・スキャンピだ。シェフのジョン・フレーザー氏は、ホワイトワイン風味のバターソースにエビのだしや日本風の魚介のだし、塩漬けしたにんにくを加え、まろやかな味に仕上げている。

 (「ザ・ロイヤル」の選外佳作:たくさんのトッピングが付いてくるアイスクリームサンデー)

 ■「宇宙(UCHU)」のキャビアの手巻きずし

 カウンター8席の小さい懐石バー「宇宙(UCHU)」の数々の料理の中でも、キャビア入り手巻きずしは際立っている。シェフのサミュエル・クロンツ氏は、のりを火鉢であぶり、それで山形県産米のしゃりを巻く。

 クロンツ氏はこれに高級品ゴールデンオシェトラのキャビアを大盛りに乗せ、カウンター越しに手渡してくれる。

 こぼれるほど乗ったキャビア以外は、まだ食材の温かさが残っている。

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