サラリーマン川柳、悲哀にじむ入選作 「課長さん たまには部下にも 忖度を」

「第31回サラリーマン川柳コンクール」入選作の発表会=15日午前、東京都千代田区
「第31回サラリーマン川柳コンクール」入選作の発表会=15日午前、東京都千代田区【拡大】

 「課長さん たまには部下にも 忖度を」-。第一生命保険は15日、「第31回サラリーマン川柳コンクール」の入選作100句を発表した。組織の一部として働く会社員が、職場や家庭での人間関係に関する悲哀を流行語に絡めて詠んだ意欲作が集まった。

 東京都議選で躍進した地域政党「都民ファーストの会」や、トランプ米大統領の米国第一主義を取り入れたのは「何事も 妻ファーストで うまくいく」。元衆院議員の女性の言葉を借りた「上司にも 部下にも言えない 『ちがうだろ』」は、中間管理職の苦しい立場を表現した。

 陸上男子100メートルで桐生祥秀選手が日本人初の記録を打ち立てたことにちなみ、夫婦間の冷めた関係を詠んだのは「1日の 嫁との会話は 9秒台」。「インスタに 映えます冷めます 嫁の飯」は、流行した写真共有アプリ「インスタグラム」に熱中する姿を皮肉った。

 「AIが 俺の引退 早めそう」や「テレワーク 家ではかどる 妻しぶる」といった、人工知能(AI)などの新技術に翻弄される様子を描写した作品も目立った。

 応募があった4万7559句から選んだ。インターネットなどで3月16日まで人気投票を実施し、5月下旬にベスト10を発表する。