社会・その他

チョコ入りビール 退廃的でユニセックス 

 ビールは男性的、チョコレートは女性的なものと考えられてきた。だが、麦芽とカカオの焙煎工程が比較的似ていることに気づいた小規模ビール醸造会社が、この恣意(しい)的に性差が強調された2つの分野を融合させ始めた。

 米メイン州にあるバレルド・ソウルズ・ブリューイングの共同創業者兼醸造責任者、クリス・スコフィールド氏は「使用するチョコレートの種類により、香ばしい風味と豊潤で甘い香りを期待することができる。しっかりと焙煎された良質なスタウト(黒ビール)との相性は抜群だ。チョコレートの特徴をいかにうまくビールに残すかが難しい」と話す。

 チョコレートの種類や量、加えるタイミングや方法は全て、ビールの仕上がりに影響する。同社では、カカオ豆を砕いてフレーク状にしたカカオニブからベルギー産ミルクチョコレートまであらゆるものを使い、ビールとチョコレートのバランスを調整している。退廃的でユニセックスなビールをいくつか紹介しよう。

 ■チョコレート・チェリー・ダーク・マター

 バレルド・ソウルズの珍しいブラックエールの派生商品であるダーク・マターには、大量のチョコレートとチェリーが含まれている。焙煎されたコーヒー豆と甘いジャムを思わせる風味に、カカオとフルーツが甘美な華やかさを添えている(アルコール度10.1%)。

 ■インペリアル・メキシカン・ビスコッティ・ケーキ・ブレイク

 醸造所イーブル・ツインとウェストブルックが造るこのビールには、ありとあらゆるものが入っている。バニラ、アーモンド、コーヒーを使って醸造したイーブル・ツインのインペリアル・ビスコッティ・ブレイクが、カカオニブ、バニラビーンズ、シナモンスティック、生のハバネロを使って醸造したウェストブルックのメキシカン・コークと融合。このクレイジーなビールをすするたびに、数々の材料の素晴らしい調和を感じる(同10.5%)。

 ■オリジナル・メープル・トリュフ・アイスクリーム・ワッフル

 デザートビールで有名なスウェーデンのオムニポロは、英バクストン醸造所の協力により、アイスクリームから発想を得て乳糖を使ったビールを醸造している。ブルーベリー・ケーキやレモン・メレンゲ・アイスクリームなどを正確に模したユニークな商品が並ぶ中、チョコレート好きの心をつかみそうなのがメープル・トリュフ・ワッフルだ。喉に絡みつく甘さで、メープルシロップのかかったチョコレートの風味がある(同11.5%)。(ブルームバーグ Spike Carter)

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