パキスタン、カースト最下層から初の女性国会議員

パキスタン上院議会選で初当選したクリシュナ・クマリ氏(中央)=首都イスラマバード(AP)
パキスタン上院議会選で初当選したクリシュナ・クマリ氏(中央)=首都イスラマバード(AP)【拡大】

 パキスタンでは、クリシュナ・クマリ氏がヒンズー教のカースト制度で最下層とされる「ダリット」出身として初の女性国会議員に選出された。野党パキスタン人民党(PPP)に所属するクマリ氏は3月12日、他の当選議員らとともに、首都イスラマバードの国民議会で宣誓し上院議員に就任した。現地紙エクスプレス・トリビューンなどが報じた。

 クマリ氏の当選をめぐっては、パキスタンでは希少な快挙として、ソーシャルメディア上で歓迎ムードが広がった。1947年の印パ分離独立で残留したヒンズー教徒は、パキスタンの人口の2%程度と少数派で、イスラム教徒が大半を占める同国では差別を受けてきた。

 今回の上院議会選挙では、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」のマウラナ・サミウルハク師が第3党のパキスタン正義運動(PTI)から出馬したが落選した。