「日本一高い日本一うまい」 花園万頭が破産 天保5年創業の老舗もスポンサー探しで挫折 (1/2ページ)

 「日本一高い日本一うまい」の看板で有名な和菓子販売の花園万頭(東京)が経営破綻した。高額所得法人としてたびたび話題を集めた江戸時代創業の老舗だが、再建に行き詰った。(東京商工リサーチ特別レポート)

◆「ぬれ甘なつと」も有名

 5月31日、「日本一高い日本一うまい」の看板で知られる花園万頭が東京地裁へ破産申請した。

 天保5(1834)年創業の老舗で「花園万頭」や「ぬれ甘なつと」などは有名だ。高額所得法人として公示にたびたび登場し、1992年には1億7048万円を所得として申告していた。

花園万頭の本社(東京都新宿区)

花園万頭の本社(東京都新宿区)

 一方、バブル期の不動産投資が重く、近年では取引先への支払い遅延や金融債務のリスケなどの噂が飛び交っていた。また、保有不動産の売却など再建に向けた動きを加速させていた。

 破産申請したものの、本社同所の店舗や百官店内の売り場は営業している。6月1日午前10時、東京商工リサーチ(TSR)の取材に対し店舗スタッフは、「今回のことは(経営層から)昨日聞かされた。6月7日までは営業するが、その後のことは決まっていないと聞いている」と困惑気味に話す。

◆6月30日付で従業員は解雇

 店舗2階にある喫茶「花園茶寮」は、入口に「臨時休業させていただきます」との張り紙が掲示されている。店舗内の棚には万頭などがフルラインナップで陳列されているが、別の店舗スタッフによると、6月7日まで休業が続く予定だという。

「在庫が無くなり次第販売終了」