早川一光氏死去 医師、在宅医療の先駆者

 早川一光氏(はやかわ・かずてる=医師)2日死去、94歳。近親者で密葬を済ませた。葬儀・告別式は行わない。

 昭和25年、京都市に住民出資で設立された診療所の医師となった。地域に密着し、力を入れた在宅医療の先駆者として知られ、55年には現在の「認知症の人と家族の会」設立にも関わった。多発性骨髄腫で闘病中だった。

 著書「わらじ医者京日記」はベストセラーになり、半生をモデルにしたドラマも作られた。