情報収集衛星 きょう午後、種子島で打ち上げ 北朝鮮の核・ミサイル施設など監視 「米朝会談の影響ない」と地元 (1/3ページ)

H2Aロケット39号機の打ち上げ延期を発表する三菱重工(左)と、JAXAの担当者=9日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
H2Aロケット39号機の打ち上げ延期を発表する三菱重工(左)と、JAXAの担当者=9日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

  • H2Aロケット39号機の打ち上げを告げる看板=鹿児島県南種子町(小野晋史撮影)

 事実上の偵察衛星である情報収集衛星のレーダー6号機が12日午後1時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。同日に開催される史上初の米朝首脳会談の陰で、日本の安全保障体制を固める重要な打ち上げとなり、地元も応援ムードに包まれている。

 情報収集衛星は、平成10年に北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン1号」を発射し、日本上空を飛び越えたことから導入された。現在は北朝鮮の核やミサイル施設に加え、積極的な海洋進出を続ける中国の艦船を見張ることも大きな目的だ。

 電波を使って夜間や曇りでも地上をモノクロで撮影できるレーダー衛星と、デジタルカメラのようなセンサーを使い、日中の晴天時にカラーで撮影できる光学衛星で構成。4基あれば地上のどこでも1日1回撮影でき、現在は設計上の寿命が過ぎたものも含めて光学3基、レーダー4基の計7基が稼働している。最も新しい衛星の解像度はいずれも1メートル以下とされる。

 今回のレーダー6号機は設計寿命が過ぎた4号機の後継機。衛星を搭載したH2Aロケット39号機は11日深夜、大型ロケット組立棟から姿を現し、台車に載せられて約480メートル離れた発射台までゆっくりと移動した。

続きを読む