フェイク肉バーガーは地球を救うか (2/4ページ)

 米環境保護団体、環境防衛基金のトム・ネルトナー氏は「社会に大きな可能性をもたらす食品だ。私たちは科学を正しく使わなければならない」と話す。

インポッシブル・バーガーの製造工程(ブルームバーグ)

インポッシブル・バーガーの製造工程(ブルームバーグ)

 安全性には議論も

 ヘムには別の議論もある。ステーキ好きは大腸がんを発症する危険性があるとの研究結果が示されたのだ。鶏胸肉が好きな人にはこうした傾向は見られなかった。赤身肉を赤くするのはヘムであり、米ミネソタ大学のロバート・タースキー教授によれば、これが「問題」の原因だと考える研究者もいるという。

 こうした議論はブラウン氏をいらだたせる。同氏はこれまで、ヒト免疫不全ウイルス(エイズウイルス、HIV)に関する真実を明らかにしたり、ゲノム研究を容易にしたり、研究と国民を隔てる「有料コンテンツの壁」に風穴を開けたりしてきた。米スタンフォード大学は同氏に好きな研究をするためのラボを提供したが、ブラウン氏はこの「世界一」の職場を去り、2011年にインポッシブル・フーズを立ち上げた。

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