フェイク肉バーガーは地球を救うか (3/4ページ)

 世界の“牛肉中毒”は急を要する問題だ。畜産農業は驚くべきことに、地球上にある土地の30%を“食べ尽くして”いる。ブラウン氏は、牛ひき肉よりも土地使用が95%、水使用が75%少ないバーガーを開発することで、この問題に取り組んでいる。インポッシブル・フーズは投資家のビル・ゲイツ氏や米グーグルの投資部門、グーグル・ベンチャーズ、シンガポールの政府系投資会社テマセクなどから約4億ドル(約441億円)を集めた。

インポッシブル・バーガーのパティの密度を測る作業(ブルームバーグ)

インポッシブル・バーガーのパティの密度を測る作業(ブルームバーグ)

 フェイクミート(肉代替食品)は今年、一大ブームになりそうだ。オランダの金融機関ラボバンクによれば、時々肉も食べる柔軟な菜食主義者「フレキシタリアン」がこうした傾向を支えている。490億ドル規模の赤身肉・鶏肉市場と比べれば小さく見えるが、代替タンパク質の売り上げは年率約17%の伸びを見せ、21年には8億6300万ドルに達すると米銀コバンクは予想する。

 環境負荷軽減の期待

 インポッシブル・フーズは、ビヨンド・ミートのビヨンド・バーガーなど、競合品との競争にも関心を持っているが、ブラウン氏の目標はさらに大きい。同氏は牛肉に取って代わりたいと考えているのだ。そして、FDAの承認獲得も目標の一つだ。

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