消費税7000万円以上脱税、不動産投資仲介業者を告発 東京国税局

 消費税を一切申告せず約7100万円を脱税したとして、東京国税局が消費税法違反などの罪で、不動産投資物件仲介会社「ディアネス」(東京都墨田区本所)と同社の関根芳人社長(47)を東京地検に告発していたことが3日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、平成18年の同社設立以来、一度も消費税などを申告せず、平成28年9月までの2年間で消費税と地方消費税約7100万円を免れた疑いが持たれている。

 同社は、物件を一括で借り上げて家賃収入を保証する「サブリース」付き物件の売買仲介業務や管理業務を請け負い、近年の不動産投資ブームを追い風に業績を伸ばしていたとされるが、収支の分かる帳簿類がほとんどなかったという。