第32回先端技術大賞授賞式 高円宮妃久子さまのお言葉 (1/2ページ)

「第32回独創性を拓く先端技術大賞」授賞式でお言葉を述べられる高円宮妃久子さま=11日午前、東京・元赤坂の明治記念館(酒巻俊介撮影)
「第32回独創性を拓く先端技術大賞」授賞式でお言葉を述べられる高円宮妃久子さま=11日午前、東京・元赤坂の明治記念館(酒巻俊介撮影)【拡大】

 まずは西日本で発生した「平成30年7月豪雨」により被災された方にお見舞い申し上げます。亡くなられた方々をお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々が一日でも早く平穏な日常を取り戻されるよう願っております。

 本日、「第32回 独創性を拓く 先端技術大賞」の授賞式にあたり、皆さまとご一緒できますことを大変うれしく思います。このたび、受賞された皆さま、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 科学技術がめざましい発展を続ける現代において、日本の独創的な先端技術の研究開発は、世界でも大変高く評価されており、科学技術やイノベーションは2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を達成するためにも重要な役割を果たすことになるでしょう。こうした中、今回も若い研究者の斬新な発想と、それを実現しようとする力強い信念、情熱を強く感じることができ、積極果敢にチャレンジしていく柔軟な頭脳と独創性あふれる思考能力に感心いたしました。また、社会に役立つ製品や技術をさまざまな形で実現された研究者、開発者の創意工夫に、心より敬意を表したいと思います。

 先端技術の研究開発は、私たちの安全や健康、衛生など日常的な暮しを根本から支えています。そして、先端技術の研究開発過程で得られたデータはまさに人類の財産・知的資源であり、その質の高さは「技術立国日本」の国力とも言えます。刻一刻と変化する世界情勢に瞬時的確に対応し、わが国を守り、明るい将来を築いていくためにも、一見目立たない、地道な研究開発の積み重ねに、大いに投資していく必要がありましょう。

続きを読む