「一人遊びの延長なんです」木梨ワールド、遊び心全開 13日から大阪で木梨憲武展 (1/2ページ)

アトリエで作品を制作する木梨憲武=東京都港区(三尾郁恵撮影)
アトリエで作品を制作する木梨憲武=東京都港区(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • ≪OUCHI-光り≫2017年(C)NORITAKEKINASHI
  • ≪Flower≫2018年(C)NORITAKEKINASHI
  • ≪REACHOUT≫2018年(C)NORITAKEKINASHI
  • 商品のパッケージを使ってつくられたキャラクターが並ぶ作品=東京都港区(三尾郁恵撮影)
  • 木梨憲武展のロゴ

 お笑いコンビ、とんねるずの木梨憲武(56)が現代アート作家として、初めて大阪に乗り込む。13日から大阪市港区海岸通の大阪文化館・天保山で開催される「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」。前回(2014~16年)の個展は全国8会場を巡回、40万人を超える人を集めた。今回はそれから4年の間に作ってきたものが「7~8割」という、新作中心、まさに気合の入った展覧会だ。(正木利和)

 6月半ばの昼下がり、東京・麻布十番のビルのアトリエで、木梨は絵筆を執ってキャンバスに向かっていた。目の前に英国・ロンドンでの個展が迫り、それが終わったらすぐに大阪での展覧会が待っている。

 チューブを握ってアクリル絵の具をパレットに大胆に置くと、画面にグイグイと絵筆を走らせる。かと思うと彩色した小さな木片をテーブルの上に並べてみては、いろいろな角度でながめてみたり…。

 「ここ(アトリエ)に来たら動きっぱなし。大阪に向かうとなると準備がいるから」「大阪の人は初めてでしょ。早くやりたいな」

 しかし、テレビで見せるにこやかさはまるでない。作品に向かうまなざしは真剣そのものだ。

 彼がアートの才を示したのは、もう四半世紀近く前。テレビ番組でパリのセーヌ川を描いた作品が地元の人たちに受けた。それを持ち帰って「展覧会をやろう」と名古屋で最初の個展を開催。アーティスト・木梨はこうして誕生した。

 彼にとって、制作活動は芸能活動と同じ線上にあるといってもいい。「テレビも映画もアートも表現としては変わってない」。筆と紙があれば絵を描く。紙とはさみがあれば、段ボールや商品パッケージを使ってキャラクターを作り出し、切り取って張り付ける。

 「一人遊びの延長なんですよ」

あふれるアイデア、新作に