国交省、整備記録改ざんで日本貨物航空に改善命令へ

 不適切な整備記録が見つかり、調査のため一時全11機の運航を停止していた日本貨物航空(NCA、千葉県成田市)に対し、国土交通省が20日、事業改善命令を出すことが同省への取材で分かった。国交省の立ち入り検査の過程で、複数の記録改ざんが確認された。

 自動車の車検に当たる耐空証明について、国交省はNCAに対して認めていた毎年の検査を免除する「連続式耐空証明」を取り消す。

 国交省によると、NCAは航空機の翼に注入する潤滑油の補給量を実際よりも少なく記載。雷が当たって機体が損傷した際にも、そのへこみの深さを計測していないのに、計測したと記すなど改ざんしていた。

 平成29年1月と30年3月に鳥との衝突などで生じた機体の損傷については、今年5月になって大規模な修理が必要だと分かり、国交省は航空事故と認定。同月、立ち入り検査に入った。