文科省汚職、ブローカー暗躍 「裏口入学」の次は接待…霞が関抱き込む癒着の結節点 (1/2ページ)

川端和明容疑者の逮捕を受け、取材に応じる林文科相=26日午前、文科省
川端和明容疑者の逮捕を受け、取材に応じる林文科相=26日午前、文科省【拡大】

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件は26日、新たに局長級幹部が収賄容疑で逮捕されるという重大局面に転じた。2つの事件で重要な役割を果たしたとみられるのが、会社役員の谷口浩司(こうじ)容疑者(47)。中央官僚と民間業者を仲介する「霞が関ブローカー」(捜査関係者)とされ、前回は収賄幇助(ほうじょ)役、今回は贈賄側だ。飲食接待などで官僚を籠絡(ろうらく)し、「癒着の結節点」となっていた実態が浮かび上がる。

 今回、収賄容疑で逮捕されたのは同省国際統括官の川端和明容疑者(57)。宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事に出向中、谷口容疑者が役員を務める医療コンサルタント会社に便宜を図る見返りに、東京都内の飲食店などで複数回にわたり約140万円相当の飲食接待を受けた疑いがある。

 関係者によると、谷口容疑者は参院議員の「政策顧問」と書かれた名刺を手に、霞が関の中央省庁に出入りしていた。今年1月まで役員を務めていたスポーツ普及団体では、設立時に省庁との調整役を担当。「文科省や厚生労働省の幹部にパイプがある」と人脈を誇示していたという。

 ある捜査幹部は谷口容疑者について「利害が一致する役人と民間の業界をマッチングさせ、紹介料を得るのが仕事」とし、「似たような人物は霞が関界隈(かいわい)に少なからずいる」と明かす。東京地検特捜部は、度重なる接待攻勢で官僚とのパイプを太くしていったとみる。

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