大気中のCO2濃度が最高更新 17年、国際チーム公表 温暖化が進行

1981~2010年の平均と比較した2017年の世界の平均気温。濃い赤ほど高い(米海洋大気局提供・共同)
1981~2010年の平均と比較した2017年の世界の平均気温。濃い赤ほど高い(米海洋大気局提供・共同)【拡大】

 米海洋大気局(NOAA)などの国際チームは1日、地球温暖化に大きな影響を及ぼす二酸化炭素(CO2)の2017年平均の大気中濃度が過去最高だったとする報告書を公表した。世界の平均気温も観測史上2、3番目の高さ。「さまざまな指標が、温暖化が進行していることを示している」と指摘した。

 報告書によると、17年の平均CO2濃度は405ppm(1ppmは100万分の1)で、過去最高だった16年を2.2ppm上回った。深刻な温暖化影響を避けるには、420ppm程度に抑えることが必要だと考えられている。

 また地球表面での年平均気温は1981~2010年の平均を0.38~0.48度上回った。強力なエルニーニョ現象が起きなかった年としては最も高温だったという。世界の平均海面は1993年比で7.7センチ高く、氷床が減少し続けていることをうかがわせた。

 異常気象も世界で頻発。日本でも昨年7月に福岡県朝倉市で1時間に129.5ミリの降水量を観測し、川の氾濫や土砂災害が発生したと紹介した。(ワシントン 共同)