【動画お届け】入場時間短縮に、東京五輪で「顔認証システム」初導入 関係者対象、NEC開発

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、競技会場などへの入場に際し、IDカードに事前登録した顔写真と自動照合する「顔認証システム」を大会史上初めて導入すると発表した。同分野で世界的評価を得ているNECのシステムを採用する。日本のテクノロジーを駆使し、「安全・安心」な大会運営に役立てる。

2020年東京五輪・パラリンピックでNECが導入する顔認証システム=7日午前、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

2020年東京五輪・パラリンピックでNECが導入する顔認証システム=7日午前、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 顔認証システムは40以上の全競技会場や選手村などに設置。選手やボランティアら大会関係者約30万人が対象で、一般の観客は含まれない。過去の大会ではIDカードの顔写真を、警備員が目視などで確認していた。

 組織委が昨夏実施した実証実験では、システム導入により従来の2.5倍のスピードで本人確認を行えた。NECによると、システムの本人認識率は99.7%。入場時間の大幅短縮とともに、「なりすまし入場」など不正防止にも効果が期待できる。

 同日、都内でNECと合同会見に臨んだ組織委の岩下剛警備局長は「顔認証システム導入で厳格な本人確認と効率的なチェック体制の構築、人員の縮減や(行列が短くなり)暑さ対策にも寄与できる」と話した。

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