忍者パフォーマンスでまちおこしを図ろうと、大阪府池田市が、市職員による「忍者集団池田甲賀衆」を立ち上げた。総勢約50人で、市内に忍者の里として知られる滋賀県甲賀市に似た「甲賀谷(こかたに)町」という地名がかつてあったことから、「池田にも忍者がいた」と想定。訪日外国人にも人気の忍者姿で観光客をもてなすため、職員らは言葉遣いや所作を特訓中で、11月3日のデビューを目指す。(張英壽)
「手をふらないで歩くのが『ナンバ歩き』。骨盤の前に手を置いて歩くと、そうなります」「抜刀して構え、そして納刀する。メリハリをつけてください」
「池田甲賀衆」となる市職員が受けている研修。歯科医師で時代劇の演出も手がける市内在住の大内千里(せんり)さん(52)が講師を務め、伝統的な「ナンバ歩き」や木刀の使い方を丁寧に指導している。